HSP最速王座決定戦2006 AE86ワンメイクレース(最終戦)





超大荒れの豪雨で始まった「超大荒れのレース」で最後を締めくくったのはこの男!
  チームイシナカ「小林選手」7番グリッドから堂々優勝!
  ホットスタッフトレノ スタディモデル&馬場選手ともにデビュー1年目で2006年シリーズチャンピオン決定!



泣いても笑ってもこれが今年で最後のレース。
 タイトルに手がかかっている選手は勿論、誰一人負けるつもりのない熱いバトルの火蓋が切って落とされました。
 「スピン・コースアウト・接触&クラッシュ」あらゆるレーシングアクシデントを目撃する事になるのでした。


まずは予選の結果から>


掲示板に貼り出されたリザルトも雨でフニャフニャになっています(汗)
 予選トップはやっぱり「西海選手」でポールポジションをゲット!
 予選開始から数周しか走らないうちにドライブシャフトが折れてしまった馬場選手は何とか2番手に。
 決勝でのスピンが心配される中川選手は3番手に滑り込み!
 チームイシナカの小林選手は何と7番手、上にも下にもクセ者が居るので大丈夫でしょうか??


それでは恒例のスタートシーンをいつもより多く見せちゃいます


西海選手、いつもながら絶妙なスタートを決めました!あれ?馬場選手は全く動いていません!トラブルか??


西海選手、どんどん前に進んでいます。馬場選手はまだ動いていません、3番手の中川選手に並ばれています。



馬場選手がこれだけ動かないと4コマでは足りませんでした(汗)中川選手がカメラを構える私を通り過ぎる頃に
 やっとスタートラインを越えています、馬場選手の後ろ側はまさに「大渋滞」馬場選手はほぼ全車に
 先行を許してしまったのでした。
 これを見た私は「あーぁ、チャンピオンは絶望だぁ(涙)」と思いましたね。
 レースが終わってから馬場選手に聞いて見たところ、「シグナルがわからなかった」との事。
 スタート前にはオフィシャルが「スタート1分前」のボードを持っていたために「まだ1分あるし」とのんびりしていたようです。
 HSPの場合、ボードの表示時間に関係無くシグナルが早めに消える事があるので、鵜呑みにしてはいけないのです(笑)
 しかし、こんなスタートシーンは波乱の序章に過ぎませんでした。



スタートしてから2〜3周目くらいの画像でしょうか?
 何と小林選手がトップを走っているでは無いですか!
 川のように水が流れている路面をものともせずにぐんぐん後続車を引き離していきます!
 実はこの日純然たるレインタイヤをしっかり用意していて、決勝ではそのタイヤを装着、他車を圧倒するトラクションで
 快走したのでした。
 しかし、さらに雨の強さが増していましたから、このまま最後まで行けるなんて誰も思っていませんでした。



クラッチトラブルが解消されず思う様に車が前に進まない西海選手に中川選手が猛追です!
 おっ!よーく見ると馬場選手が4番手まで順位を上げて来たゾ!



先週の十勝でNewマシーンに慣れて来た早坂選手が馬場選手をロックオン!
 履いていたタイヤはお父さん渾身の「スペシャルグルービングタイヤ」確かな接地感で安定した走りが出来たとの事。
 前回の雨のレースでは滑ってフラフラになって走っていましたから、かなりグリップしていたのでしょう。
 しかも室内はヒーターが付いているのでガラスの曇りも無く、きっと今回の参戦車両の中で一番快適なレースをしていたと
 思われます。
 このレースほど「外さなくて良かったぁ」と思った事は無いでしょうね(笑)
 実はスタディモデルも前日に早坂選手のお父さんがレイン用のグルービングをしてくれました。
 早坂選手のお父さんが勤務する会社がすぐ隣にありまして、大型トラック専門のタイヤ屋さんなのです。
 F1用レインタイヤの溝などをじっくり研究したとの事で、見事なパターンを彫り込んでくれましたよ!本当に有難う御座います!



おーっと!その後では井上選手と松原選手が熱いバトルだぁ〜
 Newマシーンを持ち込んだ松原選手!
 あの井上選手を抜く事が出来るのか?
 まさに意地と意地とのぶつかり合いです!



その後ろ側では後続から逃げ切りたい中山選手と、少しでも前に出たい館合選手、ルーキー高屋選手がバトル中です。
 氷のように滑る路面ではワンミスで順位が大幅に変りますから、最後の最後までレース展開が全く読めませんでした。



馬場選手が西海選手に襲い掛かったぁ〜
 よくぞここまで追い上げて来たものです!
 ひょっとしてチャンピオン射程圏内まで上がれるのか?



おぉぉぉっっっ!ついに西海選手をオーバーテイク!
 小林選手に手の届く所まで上がってキタ-------ッ!



残り周回数もあとわずか、
 馬場選手、小林選手を抜く事が出来るのか?
 S字で曲がりきれずにアウトで飛んでいき、ヒヤっとした場面がありましたが、
 馬場選手も釣られるようにアウトまで飛んだのでポジション変わらず。

この後も小林選手は極めて冷静にポジションをキープ。
パワーを路面にしっかり伝える危なげない走りでこのままゴールへ…



ヘビーウェットにもめげず、すぐ後まで迫った馬場選手を振り切って小林選手が堂々優勝!
 この瞬間に馬場選手の2006年度チャンピオンも決定したのでした!
 それにしてもこの路面を見て下さい!この中で全車完走!選手の皆様に今一度拍手をお願いいたしますっ!!



今回は大雨なのでピット内で表彰式が行なわれ、シャンパンファイトも正式表彰時に行なわれました。
 馬場選手、若いからでしょうか?一番飛んでいますね!まずは皆さんおめでとう御座いました!





パドック拾い撮り・特大版



誰にも見せないでこっそり履いたつもりだったのに、オヤジーズ総監督「佐藤氏」に見つかってしまいました(汗)
 「来年からグルービングタイヤは禁止だな(笑)」って言っていましたが、この後、グルービングマシーンを持って
 来ていた佐藤氏は、希望する選手のタイヤに溝を彫りまくってくれたのでした!



これが早坂ファーザースペシャルグルービングタイヤ(シラフ仕様)です。
 大好きなお酒を我慢して彫ってくれたので、綺麗にパターンが描かれています(笑)
 これ、元のタイヤはM048なんですよ!
 スタディモデルのタイヤは結構減っていましたのであまり深く彫れませんでしたが、それでも効果絶大でした!



まずは佐藤氏が西海選手が乗るIDIトレノのタイヤをグルービングし始めました。
 すると、それを知った選手がタイヤを持ち寄って集まって来ました!



まずは中川選手、彫ってもらってます!



続いて井上選手が登場です!
 佐藤氏大活躍なのであります!



タイヤの横はゴムだらけです!
 「ひじき」みたいですねぇ〜(笑)



中川選手その@
 決勝前、ピットロードに並んでいる時にガス欠症状。
 慌てて戻ってガソリンを給油していました。
 私の記憶が正しければ彼の職業はガソリンスタンド勤務で、
 確か所長だったと思います。(笑)



中川選手そのA
 お約束の大スピンまでやらかしてくれました!
 思い切り端まで飛んでしまい、雨のお陰で草の上は滑りやすかったためになかなか脱出出来なくて苦労している間に最後尾まで
 順位を落としてしまいました。
 いつも良いところでスピンしてしまうので勿体無いですぅ(涙)
 来年は絶対頑張って下さいねっ!



中山選手、何故か今日はとても嬉しそうです♪
 なるほど、ゼッケンがねぇ〜(笑)



前日の練習走行でクラッチの滑りが解消されないので予選前にクラッチ交換をしていたIDIトレノ。
 チームクルーの的確な作業であっという間に終わったのでした!



ライバルチームでも助け合うのがこのレースの良いところでして、エアー抜き作業を当社社長がお手伝い♪
 でも、ひょっとしたら微妙にエアーが残るような踏み方だったりして…(笑)



レース前にプレッシャーを掛け合うのが儀式のオヤジーズ。
 佐藤監督と西海選手が中川選手に牽制球です(笑)
 大人の怖い会話を見てキョトン顔なのはルーキー高屋選手。
 この人たちの話を真面目に聞いたらダメですよ!
 隣に立っているサングラスの怖そうな人はおなじみのお父さんです。
 なんか私と同じ匂いがするんですよねぇ〜(笑)



予選中にドライブシャフトが折れてしまったスタディモデル、ウェット路面で折れたくらいですから先週の
 十勝でかなりヤラれていたのでしょう。
 当社社長はなんとなく折れるような気がしていたらしく、スペアーのドライブシャフトをちゃんと持ってきていました。



その時、ギアオイルを持たされていたのは馬場選手。
 持ち方が悪くて注ぎ口からオイルが溢れてベタベタです。
 油汚れを断じて許さない「イシナカ洗浄部隊」がブレーキクリーナーを惜しげも無く大量噴射!
 油分はすっかり取り除かれ世界平和に貢献したのでした(笑)



決勝レース一位でごきげんなのはチームイシナカの石中氏です。
 トルクレンチを磨く手つきも怪しくなってシャッタースピードが追い付かないほど動きがどんどん速くなってます。
 ところでそろそろオーバーホールした方が安心ですよ!
 スケジュール組んでおきますからね!
 それとも例のマル秘計画進めちゃいますかぁ?(爆)



レース終了後のスタディモデルです。
 バンパーもボロボロ、ところでそのお相手は・・・・



大御所井上選手のドアがベコベコです!
 タイヤ跡もクッキリ!
 今回のレースが激戦だった事を象徴していますねぇ〜。
 井上選手、スイマセンでした(汗)



今日は納豆巻きを持って来なかったひろ子さんです。
 実は「赤ずきんちゃん」だったらしく、時々オオカミになるらしいです(笑)
 寒い中、応援お疲れ様でした!



チャンピオンが決まってやっと安堵の表情を見せた馬場選手。
 デビュー一年目で良くこのプレッシャーに耐え激戦を戦い抜いたものです。
 来年はまたライバルが増える様子。
 86系のドリフトチームで地元では有名な「白白団」団長さんも視察に見えてましたから、来年はドリフト出身者達がHSPを
 沸かせてくれるかも知れません。
 団長さん、HSPで待ってますからね♪
 来てくれないとまた十勝に行っちゃうゾ〜(笑)


最終戦には「おねぇ〜」が来ていませんでしたので画像はありません。
 世界5億人のおねぇ〜ファンの皆様、大変申し訳ありませんでした(汗)







今年も激しい戦いを繰り広げたHSP最速王座決定戦「AE86ワンメイクレース」
 参加された選手の皆様、スタッフの皆様、そして主催者の皆様やオフィシャルの皆様本当にお疲れ様でした。
 来年はもっともっと盛り上げてさらに楽しいレースにしましょう!
 ビギナーの皆様にも楽しんで頂けるようにレース内容を色々と検討しています。
 今年見ているだけだった86使いの皆様も来年はぜひ参戦して下さいね!

当社HPを続けて見てくれていた方々にも深くお礼を申し上げます、ありがとうございました。
 2007年、またHSPでお会いしましょう!