S2000(AP1) ボディ補強






フルストリップ状態
 バーベキュー(回転台)にボディを取付して作業します。
 ホンダ車の場合、アンダーコートは吹き付けされているのでこれを除去して表面を清掃するだけで
 3日間以上の作業日数を必要と致します。
 トヨタ車などは、シート状のアンダーコートが貼り付けされておりますので、
  1日〜2日程度で除去は終了致します。

 全て装備が付いた状態のS2000から全てのパーツを外し、アンダーコートを除去して
 回転台に載せるまで、約1週間程度の作業期間を要しますが、車両の種類や、
 他に入庫されている作業の進行状況により変動致します。



競技車両に付き、レギュレーションに基づき
 正確な車両重量が求められる事もあり、スポット増しによって余分に盛り上がった溶接部分を
 ベルトサンダーなどで、削り落とします。



フロアー底部のアップ
 他車に比較して、AP1の場合、異常と思えるほどパネル点数が多いのがわかります。
 こうしたボディ構造から、スポット増しによる補強効果は相当高いものになります。
 但し、メーカーが意図している衝撃吸収効果など、安全面における作用の変化も
 発生いたしますので、申し沿えておきます。



室内側
 センタートンネルをはじめ、複数のパネルでボディが構成されているのがお分かり頂けると思います。
 勿論、全ての箇所にスポット増しが施されます。
 画像ではわかりにくいですが、ドアの開口部やフロントウィンドゥの開口部の各パネル接合部においては、
 スポット増しでは無く、接合面をTIG溶接にて、全周に渡り、接合溶接致します。
 これにより、一層の補強効果が得られます。



リヤサブフレームの補強作業
 ノーマル状態では、溶接箇所が少ないためさらに接合部を増やし、強度UPを致します。
 これにより、フレームの強度が増して足回りのダイレクト感が大幅に向上致します。

 サブフレーム補強のみ作業もお受け致します。
 脱着・補強一式105000円(消費税5%含む)
 ご予約をお願い致します



補強を終えた車両は、ボディ内部、底部の塗装を終えて元の姿へと戻されていきます。



本来はロールバーとボディをブラケット溶接する事で
 さらに補強効果を上げる訳ですが、全日本ジムカーナN車両に付き、溶接留めが
 出来ない規定となっており、純正で空いている穴を利用しボルトにてブラケットを留める事は
 許される事から、センターバーのサイド部をこの様に製作し、取付致しております。
 ロールバーをボディとブラケット溶接した場合は、その脱着が容易で無くなりますので、
 ストリート車両にもお勧めできる手法です。
 6点式のロールバー装着車の場合で、競技規定にとらわれないストリート車の場合、
 フロントAピラー部などにも新たにボルト穴を設置する事で同様のブラケットを
 取付する事が可能になります。