◆ 番外編 ◆

■ 作業がし易いように、何でも自作してしまうのですが、自作ヘッドハンガーです、
86用のドライブシャフトベアリングを使って、360度方向転換出来る他、裏表回転方向も
自由自在で、RB26なと6気筒ヘッドも余裕で支えます。

■ V-TECの作動状態
※いづれも画像のカムシャフトはTODA製です。
面白そうなので撮影してみました。
左の画像はV-TECに切り替わった状態です、真中の大きいカム山がバルブを開いているのが
お分かりでしょうか?
ノーマルカム側は黄色い線で囲った部分ですがこんなに隙間が開くほど、ハイカム側は
リフトが大きいわけです。

■ V-TECが作動していない状態です
ノーマルカム側でロッカーアームを押し付けているのがお判りいただけますか?
「何をいまさら…」と言われそうですが…(汗)
◆ ちょっとした気配り

■ クランクプーリーボルトを締め込んでいる所です、この作業では、
フライホイール側のギアを応用してロックさせて、クランクプーリーを締めこむのが一般的だと思いますが、
当社では、クランクプーリー部の六角部分を活用し、ここでロック出来る冶具を製作しクランクプーリーを
締め込んでおります。
F20Cの場合は25kのトルクなので、あまり心配無いのですがRB26とかですと、47kg-mという大きな締付トルクを
整備書で指定していますので、フライホイール側をロックしてクランクプーリー
ボルトを締めてしまえばクランクが「ねじれて」しまいます。
この方法で締めこむとクランクの「ねじれ」に対する不安は解消されます。

■ EXマニやヘッドボルト、スパークプラグなど常に熱にさらされるボルト・ナット類には
焼き付き防止のペーストを塗り込みます、これで、ネジ部の溶着を防げるので
次回外す時は、確実に緩める事が出来ますボルト折損などの心配が無くなります。